宝塚NPOセンターの想い
「一人ひとりがありたい姿で社会ステージに立てる未来」
これが、私たち宝塚NPOセンターが目指す未来です。
Withに集うすべての方とともにこの未来を作っていきたいと思っています。
Withができるまで
「まちづくり」や「就労支援」の事業に加えて、2021年に居住支援法人格を取得し「住まい」に困っている方々の支援を始めました。
というのは、就労支援の一つとして相談者とともに「仕事」を探すのですが、「住まい」がなくては仕事に就けないことがあり、住まいと仕事は1セットであると考え取り組んだのです。そして、コロナ禍の影響のためか、不安定な状況で働いていた女性たちの声も耳に入るようになりました。
「雇止め」や「勤務先の倒産」など、不安定な社会になった時、そのしわ寄せは社会的弱者に向けられるものだと、日々の事業を進めながら考える日々でした。
何かできないだろうかと模索している時に、「シングルマザーのための母子ハウスを作る」ために休眠預金を活用する助成制度があることを知りました。
私たちにとってはチャレンジングなことと思いながらも申請をしたところ、採択をいただきました。
その後、賃貸住宅の選定や建設会社との話し合いの際に、多くの方々から「社会貢献だから手伝う」というお声をいただき、皆さんのご協力のもと完成した建物です。
Withが大切にしたいこと
大切にしたいのは、Withの言葉の意味のように…その場には「共に」の気持ちがあふれていることです。
ただの住居の機能を持つ建物ではなく、そこに集う人が作り上げる「空間」と「空気」を大切にしていきたいと考えています。
部屋を貸すのだけでなく、Withを住まいと決めてくれたママと一緒に次のステップを探る「就労支援」。
子どもたちにお腹いっぱい食べてほしい「食材提供」。
コミュニティル-ムに集う様々な方と一緒に彼女たちの生活や想いを支えつつ、集う方々にも社会参加の場としてWithを役立てていただく。
それらのことを通じて、皆が笑顔で暮らす場を作り、その場から周辺に笑顔が広がる。
その先には、皆が「共に」の想いを大切にできる社会を作っていければと考えています。
協力者の想い
Damaya Company 株式会社 代表取締役会長木本秀己さん
イノタウンの近くに同じくリノベーションをした建物ができたことが嬉しいです。
イノタウンとともに、良い地域づくりをしていきましょう。
宝塚市内にリノベーションから始まるまちづくりを一緒に進めていきましょう。
株式会社ナビック 代表取締役社長仲内悦治さん
NPOセンターさんには色々なご縁を感じています。リノベーション物件に取組む時、オーナーの想いも大切ですが、入居者の方が気持ちよく生活できる建物になるように心掛けています。弊社は業界内では珍しく女性のスタッフが多い会社ですので、今回は、入居されるママさんに喜んでいただけたらと思います。
丸本伸広さん
最後の入居者が出られたのは1年前でした。その後は、築50年近い古い空きアパートとして地域の中に残されていました。NPOセンターからリノベーションし社会的に役立てると聞き、古い建物が生き返り社会の役に立つなら嬉しいと考えお貸しすることにしました。頑張っていただきたいです。
生活協同組合コープこうべ協同購入センター宝塚 地域担当チーフ石郷岡明里さん
商品を活用いただくことで、シングルマザーの方々の支援ができることは、フードロスの観点からも大変嬉しいです。Withは協同購入センターからも近いので、食料支援以外にも一緒にできることを見つけ関わっていきたいです。
私は中学生なので、できることは少ないかもしれませんがお子さんの相手やお勉強を教えることはできますので少しでもお役に立てれば嬉しいです。
Withはシングルマザーとその子どもが住むと聞きました。その方たちが心安らぐ場になるように願っています。